管理栄養士の待遇
①給与面
管理栄養士は、名前のイメージとは違いに、待遇面はイマイチなのは知られていないのかなと思う。
私の後に入職する予定の63歳管理栄養士の方の給与が、高校卒業程度の初任給と
たぶん同じ程度だったのには、衝撃を受けた。
経験を積んできた方で、大変品の良いかただ。
多分、そんなに仕事の引継ぎにも苦労しないだろう。
その年齢で、正社員雇用してもらえるというのは、ありがたいことだと思う。
まぁ、とにかく7年務めた私のお給与も、新人の夜勤をやる介護士の方と
給与面では同じ程度かもしくは、少ない。
これでは、定年後自分がどうなるのか・・・とても不安になってしまった。
②設置人数の少なさ
病院は、150名に1人、施設では設置義務がないが60名に1人設置が平均だと思う。
残念ながら、管理栄養士がいない施設もある。
看護師は、一般病院ならば3人に1人、高齢者施設ならば30人に1人なので、
それと比較すればわかりやすいと思う。
一つの施設に設置人数が少ないということは、栄養指導や栄養管理の仕事に就ける
管理栄養士の求人は少ない。割合はわからないが、給食委託会社に勤めたり、保育園の栄養士のような
厨房勤務の管理栄養士が多いのではないかと思う。
厨房での仕事は、厨房で献立立てて、厨房のおばちゃんたちをまとめ、おばちゃんが病欠すれば代わりに厨房に立つなんて、業務になる。
それはそれで大切な仕事だけれども、若者が抱く管理栄養士象と現実は違う。
管理栄養士は、世の中に余っており、待遇面がそこそこいい求人を見つけるのは至難の業だ。
グーグルジェミニに管栄養士の求人倍率を聞いた結果。
区分 有効求人倍率(目安) 状況 全体(栄養士・管理栄養士) 約 3.0 〜 4.0倍 全職種平均(約1.2〜1.3倍)に比べると非常に高い数値です。 委託給食会社・介護施設 5.0倍以上 慢性的な人手不足により、内定が出やすい「売り手市場」です。 病院・公務員・大手企業 1.0倍未満(激戦) 欠員補充がメインのため、求人数に対して応募者が殺到します。
定年後は、厨房業務しか選択肢はなさそうだ。
年齢を重ねてから、シフト制の立ち仕事にシフトは厳しい。
かといって、さすがに見た目がおばあちゃんの管理栄養士の末路はそんなものだ。
③年々細かい食事管理が出来なくなってきた。
栄養管理の仕事してきて、10年以上になるが、個々にあった食事の提供が、
大量調理になると難しい。
しかも年々食材費や人件費高騰により、給食委託会社自ら契約を打ち切るなどニュースもあるが
施設側もクライアントとして胡坐をかくことができない立場になってきた。
ちょっとした個別対応も断られてしまうこともある。
1食当たりの食材費が¥240なのだから、それはそうだと思っちゃう。
そう思っちゃダメなのかもね。
また施設側も、経営悪化の為、なるべく経費がかからない食事管理を求めてくる。
特別養護老人ホームのなかでも、従来型とユニット型とあるが、
従来型の方が、フロアの中に食堂が一か所だったり、多床室でだったりで、利用料はかなり安い。
今働いている職場は、従来型で60床と小規模で他にデイサービスだの
居宅介護支援事業所などの併設もない。
施設の売りとしては、「利用料が安い」→利用者のご家族は大半が、経済状態が厳しい。
施設の食事代にたまにプラスして、アイスクリームや多くの種類の飲み物、
お刺身など、私たちが楽しむたしなみを提供したい。
しかし、そのようなことを望む家族は少ない。
飲み物は麦茶で、発熱しているときだけ、スポーツドリンク。
トロミのついた麦茶を飲みたくないという利用者にいろいろ言って飲んでもらった。
名前に「栄」がつくことあり、天職だと思ったときもあった。
魔女の宅急便の中で、「魔女の血、絵描きの血」と言うセリフに追加して、
「管理栄養士の血」と加えたりしたこともある。
長く勤めていて、本当にこの仕事が人の為になっているのか・・・
わからなくなってしまった。


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